今回、私が体験させていただいたことは、農業に対して改めて考えさせられるものとなりました。初日には、三原管内の盟友会の方々がやっておられる場所へ何箇所か案内していただき、お話を聞かせていただきました。酪農やブロイラー、まったく肥料をつかわずに農産物を作られる方などさまざまなことを聞くことが出来ました。そこで、今農業が抱えている問題、たとえば、円高にもかかわらず飼料費が高騰していたり、今般起きた東日本大震災の影響で全体的に販売価格が下落しているといった実際に農業をやっている方の生の声を聞くことができました。

2日目からは水稲の農業体験をさせていただきました。実際は稲刈りが終わっていたので倉庫内の片付けであったり、田んぼの周りに猪対策として電気網をはる作業をしました。3日目は、乾燥機を使ってできた米を袋詰めする作業をさせていただき、30kg入る袋の独特の縛り方であったり運んだりといった体験をさせていただきました。

最終日には、野菜をスーパーへ品出するお手伝いをしました。同じ系列の店で店内の一角に地元の農家の方が置くことのできるスペースがあり、そこへ毎日もっていくとのことでした。

3泊4日の農業体験では、今、農家の方が抱えている問題を知ることができ、危機感をもってこの問題に取り組まないといけないと実感しました。また、受け入れていただいた農家さんには、生活面においてサポートしていただき、大変お世話になりました。今後もぜひこのような活動をやっていることを他の方々に広めていき、農業のことを知っていただきたいと思います。