JA広島農青連

LOCAL ACTIVITY地産地活

『こまい菜』で新たな産地化を目指す〜ミニハクサイプロジェクト

2021.9.30

プロジェクトが始まったのは、2017年のこと。
JAから、農業祭の来場者プレゼントとして配る野菜を供給してくれないかと相談を持ちかけられたのがきっかけでした。
農業祭の会場で持ち歩きやすい野菜は何がいいか、管内の特産物が次々に候補に上がりましたが、どれも条件に合わず、最終的に白羽の矢が立ったのが、ミニハクサイでした。
ミニハクサイは、通常のハクサイの約3分の1の手のひらサイズ。丸ごと1個でも軽いし、一度に使い切れるというメリットもあります。葉が柔らかく、甘味があり、サラダにも向いています。
話し合いを進めるうちに、農業祭に限らず、新たな特産品として産地化を目指そうじゃないかという話になりました。

品種は娃々葉(わわさい)。
初年度は、盟友4人が15アールで15,000株を作付けました。産直市「となりの農家」などでも販売することになりました。

ミニハクサイは栽培管理が難しいため、栽培暦を作成したり、頻繁に畑を巡回したりして生産技術を統一してきました。定植後の長雨や台風の影響で生育が心配されたものの、盟友とJA担当者が力を合わせて取り組んだことで、無事に初出荷。
農業祭でも来店者プレゼントとして盟友自ら多くのお客様に配布し、地元での知名度向上を図ることができました。

2019年には消費者から名前を公募、「こまい菜」のブランド名が決定しました。「こまい」は広島弁で「小さい」という意味です。
作付け株数も増え、これからも知名度アップと所得の向上を目指します。

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